常世とマグメル

死後の世界

行ってみたい

其処は虚いか
其処は実なるか

有るとも知れず
無きとも知れず

死んでみないと分からないなんて
魅力的すぎるじゃない


あの世 天国 地獄 極楽 浄土 来世 後世 煉獄 辺獄 黄泉 冥土 冥府 冥界 霊界 他界 黄泉 彼岸 根の国 常世
シェオル エリュシオン ゲヘナ ニライカナイ ヘルヘイム ニヴルヘイム ハデス アアル アンヌン ヴァルハラ ミクトラン ミトナル ドゥアト シバルバ マグメル

幾許もの名を持ち 概念を持つ

神話やら 宗教やら
尊いものと崇められ 謳われる

個人的に 常世とマグメルが好み
タイトルにしよ

早く死にたいなどの負の願望などで無く
只の好奇心
死後の世
それ自体に興味が唆る



想像の話をしよう

先ずは 死後の世界が 存在するか否か

僕は 在る と思う

しかし同時に 無 であるとも思う

虚無として 存在する
形などない

で 其処で僕らは 来世の路を選ばされる
どれも先の見えない路
仕方なく選ぶ
善人も悪人も等しく それぞれ路を選ぶ

その先は偶に 途切れている
足場のない路を引いてしまったら残念賞
飛び降りちゃってください
黄泉還り失敗です
さようなら

先に路が続いていたら 黄泉還り成功
ゴール地点に来世の人生が書かれている
それに従って生きてどうぞ
いってらっしゃい

善人だろうが 悪人だろうが
等しく 誠に等しく 阿弥陀籤の上に立たされる
渡れば転生 落ちれば消滅


魂は 黄泉還ると同時に
何処からともなく 生まれゆくもの
定期的に廃棄してかないと 飽和しちゃう
だから 一定数には消えてもらうっていう
とても合理的な

善人も悪人も関係ないね
ってのが僕の想像

さて 死後の世界はどんなだろう
行ってみたい
行ってみたいね
できれば遠い将来が良いのだけど

やっぱり僕は行ってみたい