2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

では また

朝に家を出て 電車に乗って 新幹線口へいつしか 通学用の電車は旅立ちを見送る長き友に 旅行用の新幹線は未熟な蛹を乗せた方舟に意味合いがすっかり変わってしまっていて 寂しくなったり 哀しくなったり 流れる外の風景がもう懐かしい 通り過ぎる懐かしさが …

旅立ち前夜

久しく会ってない友と会う時は積もる話ってのがあると思う だけど 積もりすぎて引き出しから出てこない話ってやつの方が多いようにも思える 今日 小学校の頃の友と会って そんな実感の最中だ 明日出発 準備を進める 友達からLINEがいくつか来ていた 色々話し…

もう春の香る季節 陽射しが強い1日だった学校を見に行った 最期に というわけではないけれど 校門前には道を挟むように桜が大きく咲いていた グラウンドではサッカー部が試合をしているみたいだ そんな日和ではあったので少し羨ましく思う先生に挨拶しとこう…

フォークギター

ギターを抱えて弦を弾く ボディにぽっかりと空いた空洞が音を響かせ膨張させる 身体の奥まで行き渡る良い響きだ最近ギターを弾き始めた 父のフォークギターを借りる 長く使っていて でもまだ良い音がする 始めたばかりの僕の音はそうでもないけど まだDコー…

風呂

湯船に浸かり天井を眺めている 白い天井 綺麗に見えるけど実際はカビが沢山付いてるんだろうな ロマンがない天井に向かって伸びる白い蒸気 それを湯気と呼ぶのだけど 良く透けた白で 手を伸ばすと掴めそうで でも触れると溶けてしまいそう 真っ白を透かして…

思いつかない

思いつかない 何もかも全てが真っ白だ 妙に頭は痛いし目もズキズキ滲むし なんか駄目だ理由を考えよう そう言って部屋の電気を落として暗闇との対話 興奮した神経が鎮まっていくのを感じて 鼓動の響きが身体の外に流れ出ていって でもそうしたところで何も思…

考え事悩み事

最近良く眠れる 疲れ切って直ぐ布団に沈む 夢は見ない 朝起きたらもう春の陽射しが差し込んでて 案外気持ちの良い朝を迎える 健康的 至極健康的さて これは良いのか夜は一番考えが纏まらない時間だ 思考が溢れて それを必死に纏めようとする時間だ 少なくと…

この街に住んでいる

お墓詣り 父と母と僕と 広島を離れる前に行っとこうという話 もっともなことだなと思った墓場は相変わらずな様相 暮石の隣にはニッコリと笑うお地蔵さん もう既に誰かが来た後だったのか 綺麗に清掃されて花が飾られている なので少しだけ掃き掃除と暮石の水…

忘れられた記憶

夜 終に眠りの深い処へと落ちてゆきそうな頃 ふと気付く 忘れていた記憶が一斉に押し寄せて来る その波は眠気という奴を払い除けて 脳へ迅速に伝播する 何かに怯えて寒気と焦燥 冷たい汗が背筋をなぞる目覚ましをセットして置いてあったケータイを手に取る …

水滴

雨が車に降る 車体の屋根を鈍く叩く 弾けた水滴は重力に従って滑らかな窓を伝うそんな窓を見ている 外はモノクロに沈んだ灰色の街 鈍色の空模様伝う雨粒の斑点 1つ 2つ 途中でくっついて2つが1つに 十分な重さを得た水塊は真っ逆さまに 風に靡いて少し下…

Lost data

ケータイが故障して本体交換をした バックアップを取っていたのが昨年の9月だったためそれからのデータは消えてた 無頓着なもんだからあんまり気にしてはいない だけど何が消えたのか分からないものがいくつかある 体育祭の写真は消えていて 卒業式の写真は…

揺れる

友の合格の報せが届いた また よかったと思うでもどうするのだろうか その学校は彼の第一志望ではない どうするのだろう 浪人か 受かったところに行くのか 彼の心はどちらに行くのか 恐らく揺れている勿論 彼は今回合格した大学に行くことへの意味をちゃんと…

夜の雨音

窓を開ける 冷たく湿気た空気が入り込んで少し呼吸が軽くなる 雨音も一緒に入ってくる 静かにアスファルトを叩く音 目を瞑ると山奥を流れる河のせせらぎの音 ここは部屋の中 車が水溜りを掻き分けて遠退く 遠くでサイレン 風に引っ張られたビニール傘が地面…

忘れ物

昨日の忘れ物 ブログを完全に書き忘れた さてさて今日はどうしようと思い立った先で気づいた 書いた気でいたのが面白い 夢の中での出来事だったのだろうか まあいいやどうせ日付は誤魔化せるとなるのがブログの悪いところ昨日の記憶は薄れてる ご飯は何食べ…

瞼を閉じればぼんやりと暗い世界がやってきて でも薄っすらと外光の様子が伝わってきて そのままベッドに顔を埋もらせると本当に真っ暗になって その暗がりは右も左も上も下も限りなく続いているようで 奥まで 更に奥まで泳いで行けるような黒で顔をあげると…

友達と3人で遊びに行った 楽しくて楽しくて 時間の流れが速い一人はもう合格して大学が決まってる もう一人はまだ合否発表待ち 受かってて欲しい 本当にそいつは僕が小学校の頃からの付き合いだ ちょっと説明しづらいエピソードがあるけど また今度にしよう…

合格

今日卒業旅行から帰ってきた 日焼けで鼻の頭が痛い 熱中症気味で頭が痛い まあ兎にも角にも帰ってきた同時に合否発表があった 結果は 合格 合格ですおめでとうございますと書いてあった よかった と思った 騒ぎ立てるほど歓喜するわけではなくて なんだかほ…

しまなみ海道

広島駅からJRで尾道駅へ 尾道駅から自転車で今治駅へ 約76キロを自転車で走りきった 四つか五つくらいの山を越えた 僕は途中で両足が攣って少し休みながら走る 景色はずっと良かった 海に浮かぶ舟が静かに動く 終わった後はヘトヘトで顔が火照っている 今日…

卒業旅行

明日は部活仲間で卒業旅行に行く予定 卒業旅行といっても近場にみんなで行くみたいなそんなもので 夜に慌てて支度をするこの感じは現役時代の合宿や遠征を思い出す明日は朝が早い 6時起床 起きれるだろうか 不安で仕方がないがこういう日は眠れないことを知…

砂漠に一つ林檎の木

ある旅人がある砂漠の真ん中を歩いている 広く遠く限りない砂漠のちょうど真ん中を風が強い 陽が強い 吹き荒れる砂埃が行先を阻む 旅人は急に立ち止まりポケットから紅い果実を取り出した よく熟れた林檎の実だった それをひと齧りしてその場に落とす その後…

3.11

3.11 忘れていた 私は忘れていた そうだ今日ではないか 今日で何年だ 7年か もうそんなにか 7年前の今日 小学5年生の僕は テレビの前でおやつを食べながらその光景を見ていた リアルタイムで流れてくる津波 凄いなとは思ったが そんなに慌てることもなかった…

残酷な時間

今日もまた別の大学の合格発表 タイムラインに流れる合格の歓喜と不合格の絶望 喝采と孤独 私の友もまたなんとも哀しい 他人事のはずなのに 刻々と過ぎる時間に乗せられた感情が 虚しさに収束して行くまだ孤独で闘う友の幸運を願う そうすることしかできない…

先輩

先輩から連絡が来た 阪大合格したと通知が来た よかった 本当によかった そして本当に誇りに思う先輩とは小学校からの付き合いだ 同じ小学校 同じ中学高校 同じ部活 でもここまで 同じ大学には行けないね もう遠過ぎるや だけど道は違えど関係が変わるわけで…

正夢

段々と合格した友達が出てきている 良かったなと思うその裏で浪人に決まった友達もいる 残念に思う僕も含めまだ結果を待つ友達もいる 不安だよねできるだけポジティブに しかし 大丈夫 という確信はない そういえば今朝は夢を見ていた 合格した夢だった 僕の…

燃え尽き症候群

全部終わって 切り替えが難しいなと感じている 以前やりたかったことを忘れ 何かを望んだ熱も冷めてきた 燃え尽き症候群みたいなものなのかな 夢が薄れていく帰り際 色んな人と連絡をとった 先生や友達 どうだったどうだったとお互いに話す 今欲しいものは何…

徹夜

試験が終わりました 今回は何とかなったのではないかという期待の方が強いです しかし結果はどうでしょうか 待ち遠しくも不安な今です なんというか なんでしょう 時間に追われることがなくなり 不思議な気分です 時間が遅く感じられ 明日がちゃんと来てくれ…

明日

ごめんなさい 今日はもう寝ます 早く寝ます 早く起きます 明日で終わります なので今日はこれで終わります

分かり合えない人と人

卒業最後 担任の先生の言葉1.人生に意味など無い2.「ここ」と「これ」を大切に3.フェアであることの重要性モニターに映された三つのテーマ 人生に大した意味は無い 意味を追い求めて生きるのは大変で 潰れかねない もっと気楽に生きてもいいと思うよ「ここ」…

卒業

終わり六年間の終わりみんなとはお別れそんなに哀しくはない生きてさえいればまた会えるそんなに覚束ない縁ではないだろう 今一度の別れまた会えるまたねお元気でありがとう

きっと今日は眠れない

明日は卒業式 そこまで楽しみってことはないけど なんだか浮き足立って 勉強に集中できてない感じもする 一つの区切りとして早く終えたいという心持ち卒業式の後はサッカー部の卒業生追い出し会みたいなのがある それはちょっと楽しみかも 卒業生が一言ずつ…