分かり合えない人と人

卒業最後 担任の先生の言葉

1.人生に意味など無い

2.「ここ」と「これ」を大切に

3.フェアであることの重要性

モニターに映された三つのテーマ


人生に大した意味は無い
意味を追い求めて生きるのは大変で 潰れかねない
もっと気楽に生きてもいいと思うよ

「ここ」「これ」とは今現在の足元手元に在るもののこと
未来 先ばかり見ていると躓いてしまう
今を大事にね

フェアであること
誰かへの親切 不親切は自分に跳ね返ってくる
偶に落ち着いて自分を俯瞰するといい


聴き入る生徒と保護者

この内のどのくらいがどのくらいの理解を持っているだろうか

僕はなんだか 自分を名指しで言われている気分だった

きっと二つ横の友も同じように感じてるに違いない

それはある感情に依るもの


僕は担任が嫌いではないけど 好きでもなかった

多分 思想だったり 思考回路が似てたから

同族嫌悪のような感情があった

似てて でもどこか違うと本能的に感じていたから


言ってること分かる

全部理解できるよ

でも 最終的な解答が違うからかな

そこに差異が生まれている気もする


人生に意味など無い 納得だ

でも僕は後付けの意味を無理矢理括り付けて生きていこうとしてる

今を大切に 知ってる

でも僕は未来を見続ける

フェアであること それも知ってる

でもそれは無理そう



難しいなと思う

酷く似てるからさ

分かり合うのがこんなにも

この分かり合えなさが人間の距離なのかもしれないけど

終わったらさ 話しに行きたいな