やっぱり恵まれていて

大学には色んな奴がいて
各々がそれぞれ違った生き方でここまでやってきて
そしたらやっぱり差異が現れる

仲の良い友達は何人かできた
でも地元の友達とは決定的に何かが違う
分かり合えなさが微妙に存在する
皆が皆 違和感が無い風に取り繕ってはいるが
僕にはその縫い目が見える

生きてきた環境が違いすぎるからだろう
色んな県から 色んな学校から
知識を技術を個性を持ち寄って
それは意義のあることだけど
本当に分かり合えるというのは此処では不可能なものに思える


そんな色んな奴らを見て思う
僕は環境に恵まれている

親が学費を出してくれる
だから特にバイトをする必要もない
寮にも良い環境が揃ってる
そのお金も親が払ってくれている
東京には従兄弟が居て 困った時は助けてくれる
良識的な家族に囲まれているというのも一つだ
父は
目指す目標に至る道は必ずしも一つだけではない
初志貫徹は大切だが若いうちなら失敗もできる やり直しも可能
と言ってくれた
何も上手くいかず僕が辛くて折れそうになってしまった時の為に逃げ道を用意してくれている
僕はこの言葉に本当に救われている
重くも軽くもない適度な期待が
自然と意欲を掻き立てる

本当に恵まれている
だから僕は精一杯応えたい