再確認再出発

立ち止まって 足跡を確認
足場は黑い黑い泥沼の深層
暗き闇中で手も脚も動かせず 首の根っこだけで踠いている

僕は今 不幸か

其れは不幸か

不幸 在るか

悩み 在るか

考え 在るか


漸く収束した思考回路
未だ散佚したままの浮遊思想

分厚い靴底にこべり着いた泥土を
必ず死ねばならと喚き足踏んで
想い出とも呼べぬ過去の背景に刷り込み 宛てがい
不可解だと嘆く彼の冒瀆をも讃美歌に

眼の前の其れ
其れが不幸だと云うのならば

見据える其れ
其れが幸福だというのならば

まだだまだだ
足りない足りない
追って追って
また再出発