どうせ未来は明るい

屈託のない話をダラダラといつまでも
誰かと駄弁りながらヘラヘラ笑っていたい

張り詰めた心の緊張を緩めて ぼんやりと思考を鈍らせて
泥沼の底に無抵抗に溺れていたい

そういう惰性を赦されるような夜を誰かと過ごして想い出と呼んでみたい
それが逢いたい君ならば尚更好い

夢を掲げ疲れ 全てが終わった後に
死んだように生きていたい

今日の驟雨も 明日の豪雨も
空の泣き笑いと覚え
晴れた日は満天の夜空を宙に描きたい

どうせ未来は明るい
そう楽天的に 全部を全部馬鹿にしてやりたい


多分そんな怠惰と欺瞞が私の幸せ

私は幸せになりたい

だから今は不幸で在って構わない

どうせ未来は明るいのだから