弥生

知らぬ間に月を跨いだ

朝起きてカレンダーを捲ってそしたら三月がこんにちわって

二枚捲ったかと慌てるけどただの現実

僅かに日の欠けた二月

切羽詰まった時期だとこんなにも恐ろしいものか

何年も跨いだ筈のこの境目に怯えている

そんなこんなで寝て起きてまた日数を削る

時間よ止まれと何度願ったことか

草木の生い茂る弥生の 春の薫りはまだ遠い