2018-04-23 ↑ 日記 地下を走る鉄道 薄暗いホーム ここには太陽の光は無い 雨の音は聞こえない だから傘なんて必要ない歩く 改札を抜け西へ東へ 陰鬱が漂う構内の重力に自然とこうべが垂れる 視線はケータイの中 ぶつかりそうな肩と肩足元を見た 上の矢印 目的地を指す あとは定まった方角へ足を運ぶだけ 統制された人混み 左側通行 慣れた歩みと余所者の辿々しさ その差進め 考えなくていいから 目的地はその先にある 黙って進め 矢印がそう指図する