ココ

文章を書いていると新しい考えに辿りつく ということも減った
同じ場所をぐるぐると周っているようで まるで前へと進めていない
立ち往生している訳ではないが ただ足踏みをしているような
空回りばかり そればかり
考えごとはあらかた済んだのだろうか
それで今 こんな倦怠期を迎えているのだろうか
悩みのタネは減りもしない


7月の初めより蝉が騒がしくなった とおもう
鳥の囀りもまざって聴こえてくる
日差しは湿っていて風はぬるい
青にはみずみずしい緑が似合っていて それでいてスプレーが銀色のレースを編むものだから
胸だけはヘンなすずしさが吹きぬけてる
暑い日だと宣う正直さに欠ける

そんな文書をいつかも書いたきがする
また ココ