友が夢に出てきた
二人で旅に出かけているようだ
此処はどこだろうか
寂れた田舎の電停かな
夢の背景は砂漠のような橙色
暖かく乾いた空気が頰に触れた気がした
彼は身軽そうな服装で小さめのリュックを背負っている
やっぱり旅行かな

彼は笑っている
楽しそうに笑っている
僕もきっと笑ってんだろ
久々の再会のような気がして僕も嬉しかった

ただそれだけの夢
控えめな夢
微笑ましさが寝起き直ぐの気分を満たした

現実の話
暫く彼の顔を見ていない
お互い忙しくしてるんだ
彼は僕の何倍も大変だろうけど
応援してる
もうすぐお別れだけど
悲しいけど
どうせまたいつか逢えるだろ

別れれば二度と逢えないだなんて化細い縁ではないはずだろう?