朝の境目

朝と夜
どこで別つか
それを考えていた
そして思いついたのは4時

安定的に暗い夜空
鳴り止まぬ虫の声
風が冷たくて肌寒さもある
そして藍の空が徐々に薄まる
それが3時59分

そこを超えた先
東の方に初めて仄かな赤の色が滲むのが見えた
そこからは朝が一気に加速する
淡いピンクが空に混じり 足元には緑の草木が見える
虫が鳴き止み小鳥が歌いだす
風は少し柔らかくなったか
隣人が起き始める
遠くで響く目覚まし時計
車も道路を走り始めた
なにより 朝が来た という
その実感がある

境界線を引くならば4時
これを私の定義として
朝の境目と呼ぶことにする
徹夜してしまったのでそろそろ寝る