そろそろあの星が消える

北に聳える一番星

輝くままに落ちていく残影

綺麗なまま そのまま 落ちてゆく

あの日の記憶

束の間の夢

未来予知かな

そろそろあの星が消える


雨が降り始めた

重力加速度9.8

頬を染めるだけの透けた夜の色

並んだ電柱

点滅する電燈

もう星は消えてしまったようだ

明け方の空は晴天

星は何処へ