一年の経過

ちょうど一年前の今日が進学やらなんやらを決心した日で 早いもんだなと
感慨やら
焦燥やら
もう積もることもないけれど
ちいさく蟠るのがすこし面倒な気もする

テストはちょっと前に終わった
課題やレポートなんかもぜんぶ消化した
今はとくに枷がないから 静かな部屋のなかで暮らしている
たまに外に出たりして 久々にサッカーボールを蹴ってみたり
遠出して街を歩いてみたり
そんな感じに フリーダムに

日記は なんだか書きたくなかった
別に時間はあったけどなんとなく
しんだふりじゃない
たぶん 考えたくなかったのだと思う
考えないで生きていくのはすごくユカイで
身勝手な明日に疑念も抱かず幕を降ろすのはラクチンで
一生こんな生活が続けばそれはそれは幸せなんだろう

けれども
そう何年も生きられないみたいだから 失うものに敏感になる
なんとなぁーく生きてますって感覚が一年前の決意を蝕んで 穴だらけの失意に変わり果ててく
それは惨めだ
酷く惨めだ

頑張らないと って言葉で頑張れるほど単純じゃないし
誰かの声に惑わされるほど余裕ない
だけど
地に足つけて立ちあがらないと
そうでないと過去の自分に申し訳がたたない

まだ手も足も千切れてない
五体満足で生きてるんだから せめて足掻かないと
全部が全部 報われる努力じゃないけど
報われたやつは全員努力してんだから

過去からはどう見えてんだろな
自問自答はいつぶりだ って毎回そんなとこから始まるんだろうけど
今はたいしたことやってないよって
すげーことやってるじゃんかって
努力してるって思えるか?って
俺には努力に見えてるぜって
一年経ったけど どうだって
一年過ぎたけど どうだって
そんな今日