思考迷路

眠れない夜
枕元の時計を見ると時計の針は4時へと向かっていた
昔のことを考え始めてたらきりがなくてもうこんな時間
しかし迷路に入ってしまったならば出口を見つけねば
まったく 明日のことは考えていないのか
でも眠りに落ちる寸前に思った
こんな日もあっていいなと
針が4時を回った頃 僕は迷路の途中で腰を降ろした


朝 起きる
時計の針は9時を指す
少し遅いがまあいいか
今日は休日 のんびりしていこう
歯磨き顔洗いを済ませてから昨日考えていたことを頭の中で整理する

思えば眠れない日というのはここ最近なかった
安眠し続けてた気がする
それは悩み事考え事がないということで まあ悪くはないのかもしれないけど
無感に生きているということでもある
感性を尖らせて生きていたら 1日という時間の中で何かしらの発見がある
それに対する意見や考察をしていたら夜を更かす というのが高校生の僕の習慣だった
こうしている日は何か 生きている という感触があった

最近の心の不協和音はこういう部分からだったのかもしれない
どうにも生きている実感がなくて
その原因もわかってなかった
日々考えているつもりでいて 考えてなかったんだな
自覚して また昨日の夜の記憶を掘り返していこうと思う
思い出したことも沢山あった
想い出も気付きも 忘れぬうちに書き留めておこうと思う